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ランダムウォークと効率的市場仮説→相場はムリゲー

うーん…勝てない…
相場って勝てないようにできてるんじゃないの??

いやいや、そんなことはないよ。勝てないところと、勝てるところを見極めるのがプロの投資家だよ😋

ランダムウォーク理論?効率的市場仮説?なんだそりゃ

偉い人が言いました。

「市場が効率的である場合には、相場の本質はランダムウォークであり、相場で儲けることは困難である」

この記事を読むことで、なぜ投資で儲かってる人がいるのか、そのヒミツを伝授いたします

相場を分析するには、ファンダメンタルズ分析や、チャートを使ったテクニカル分析を行います。

チャートというのは第三外国語みたいなモノで、ちょっと勉強したくらいじゃ何言ってるのか全然わからないものです。しかし、勉強を続けていけば必ずわかるようになります。

まず、初心者の方は、チャートの見方や、テクニカル分析についての記事を読んでいただいているとより理解が深まりやすいかと思います。

今回は、更に上級者向けに、相場(チャート)の動き方というのはランダムウォークをしており、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に優位性がないという理論を説明します。

そして、ホーク🦅が考える利益を出せるタイミングについての話を記載します。

ランダムウォーク理論の検証

投資の勝者は偶然の産物

例えば、コインを投げて、表が出たら1円上がり、裏が出たら1円下がるゲームをしたとしましょう。

スタートが100円として、50%の確率で1円上がり、50%の確率で1円下がるということゲームを繰り返していきます。

図のように、3回ゲームを試行した最終的な手持ち金額の増減の確率を考えると

勝つ確率50%、負ける確率50%

となります。

コインの表裏が出る確率はイカサマでもしていない限り1/2の確率です。つまり、最終的に金額が上がる確率も下がる確率も同じになります。

しかし、現実にこのようなゲームをしていくと、勝ち続ける人🤑が出たり、負け続ける人😵が出たりします。

これは、先ほどの図で言う上側に行った人と下側に行った人にあたります。確率的にはランダムに勝ち負けが決まるのですが、偶然にも勝ち続けた人と負け続けた人が生じるのです。

つまり、このゲームから考察するに、投資で勝っている人は偶然が続いてゲームに勝っているだけなのでは?という理屈が立てられます。

テクニカル分析の誤解

先ほどのゲームをより株式やFXに近づけて検証してみましょう。

100円からスタートして、1回のゲームの価格変動をプラス3円からマイナス3円までに設定して、乱数を100回発生させたときに、最終的な価格がどうなるかを検証してみました。

テストの結果を2回載せてみます。

テストその1
テストその2

う~ん?何やら見覚えのあるカタチが。

テストその1では、トレンドラインが見える!
テストその2では、ヘッドアンドショルダーが見える!

テクニカル分析で勉強するようなカタチがチャート上に現れましたね。

しかし、テキトーに乱数を出しているだけなので、その1に出ているような下降トレンドなんてものはありません。

また、ヘッドアンドショルダーで上昇するなんて誰も考えていませんね。

これらのチャートパターンは偶然の産物によって作り出されており、トレンドラインやヘッドアンドショルダーなどのテクニカル解析はランダムウォーク理論の前では役に立ちません。

この時に思うのです。

あれ?ホントに勝ってる人は偶然で、テクニカル分析って意味ないんじゃない?

実際の相場では?効率的市場仮説が立ちはだかる

貴方は投資をしていて、買ったり負けたりを繰り返していませんか?

それは、実は先ほどの価格変動ゲームのようなランダム性の中で動いているだけかもしれません。

ランダム性は効率的市場仮説のせい

基本的に株式やFXの売買に関しては、買う人間と売る人間というのが同数に近い状態であることから、現在の価格が形成されていると考えます。

買いたい人と売りたい人が同数であるときは、市場に参加しているすべての投資家の情報格差がなく、株式や為替相場、世界情勢などのすべてが市場に織り込まれており、価格が正しい水準にいると仮説が立ちます。

このとき、「市場は効率的である」と表現します。

例えば、その状態から価格が下がると、瞬時に買いたい!👩‍🦰という人が買い付けを行うため、価格が上昇します。

逆に価格が上がった時は、売りたい!🧓という人が売り付けを行うため、価格が下落して元の合意の価格に戻ります。

市場が非効率なときって?

市場が効率的でないときというのは、すべての投資家が知らない情報を持っている人がいる場合の状態です。つまり、インサイダー情報を持つ人がいるときなどです。

インサイダー取引が禁止されているのは、会社に関連する当事者のみが儲けられるズルいタイミングであるからこそ禁止されています。

しかし、こういった非効率的な状態に陥ったとしても、情報化社会の現在はすぐに情報は拡散し、瞬時に市場に織り込まれ、効率的な状態の価格形成に至ると考えられています。

効率的市場仮説が真実なら儲からない

効率的市場仮説においては、価格変動は買いたい/売りたい人が均衡している状態であることから、上に行ったり・下に行ったり、ランダムウォーク的な動きしかしないので、テクニカル分析もファンダメンタルズ分析も意味がなく、ただの上がるか下がるかの価格変動ゲームであるという理屈です。

テクニカル・ファンダメンタルズ分析は無駄?🙄

ホーク🦅はそうは考えていません。

理由は3つあります。

効率的市場仮説のウソ

効率的市場仮説は理論ではなく、仮説なのです。証明されていない理屈です。

何が証明されていないかというと、「すべての投資家に情報格差がない」という状態が現実的にはありえず、少なくとも市場が織り込むまでに時間がかかります

また、人には感情の動きがあります。具体的には経済行動学を学ぶことで理解が深まりますが、「利益が出ている状態」と「損失が出ている状態」の行動に偏りが生じます。

つまり、市場がランダムウォークをするための売買の均衡状態は、人間の心理状態が影響する行動の偏りによって崩されることがあります。

テクニカル分析の誤謬

例えば、先のテストで下降のトレンドラインが出た相場を考えましょう。

多くの人は、トレンドラインというテクニカル分析を知っているため、トレンドラインに沿って「下がるだろう」という推測をします。

多くの人間が同じことを考えると、同じ行動をする人間が増えます。

つまり、有名なテクニカル分析の形状が出てくると、多くの人間が同じ方向に売買を行う確率が増えるということになります。

その結果、テクニカル分析で想定している方向と同じ方向に価格が変動していきます。

自然界の美しさに魅せられる「フィボナッチ」

fibonacci

価格がフラフラとランダムウォークを行っていたとしても、「そろそろ売ろうかな~」と思うタイミングが不思議と同じタイミングで発生することがあります。

そのタイミングというのは、フィボナッチ数に現れてきます。

フィボナッチとは、自然界に存在する「1,1,2,3,5,8,13,21….」と続く数字で、ヒマワリの種の配置や巻き貝の殻のカタチがフィボナッチで表される黄金比を作っています。

黄金比は、自然界の神秘とも言われ、人間が美しいと感じる心地よい数字なのです。つまり、価格が動いている際に、この黄金比のタイミングで人間の心は「そろそろ売ろうかな」とか「そろそろ買おうかなと」行動を起こしたくなる傾向があり、ランダム性が崩れる要因となります。

ご興味のある方は下記の記事を読んで頂ければと思います。

結局どうすりゃいいの?

つまり、ランダムウォーク理論は間違ってるの?

本質的にはランダムウォークなんだと思う。でも、さっき言ったみたいなタイミングでは、一定の法則下で価格変動をするんだ

市場のランダム性が崩れるとき、そこが勝てる投資家の狙い目なのです。

  • 市場が新しい情報に反応して、価格へ織り込むまでのタイミング
  • テクニカル分析で考えられている形状の方向に動くタイミング
  • フィボナッチなどの人間心理と係るタイミング

これらを理解しておくことで、ランダムでよくわからないなぁというタイミングでは投資行動を控え、勝てるタイミングでのエントリーが可能になります。

ランダムウォーク理論と効率的市場仮説はたいへんな強敵です。何度も読み返して頂いて、どんなタイミングで勝てるのか、理解して頂ければ幸いです。

Trivia Hawk

鶏🐓とビール🍺を愛する投資家サラリーマン。 資本主義を知りすぎて菜園まで始めてしまった。

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